授乳用品選びのアドバイス
生後1~3ヵ月の赤ちゃんは母乳とミルクの栄養で育ちます。
大切な赤ちゃんの「お食事」なので赤ちゃんが飲みやすい、ほ乳びん&乳首を選びましょう。
授乳ってなぁに?
母乳育児は、ママが直接赤ちゃんに母乳をあげるだけでなく、さく乳器でさく乳し保存しておいたものを、ほ乳びんで赤ちゃんに授乳することもできます。
ママが仕事などで母乳をあげられない時や量が足りない時は、粉ミルクを併用すれば誰でも授乳できます。
粉ミルクは、母乳育児ができない場合に赤ちゃんの栄養になるもので、赤ちゃんの成長に必要な成分がバランスよく配合されています。
授乳に必要なものは?
授乳に必要なアイテムと選ぶポイントを紹介します。
さく乳器
さく乳とは、乳腺にたまった母乳をしぼること。
ちょうど良いタイミングで母乳があげられない時や、
乳首にトラブルがあり直接赤ちゃんに授乳できない時などに、さく乳します。
さく乳器には、電動タイプと手動タイプがあります。
さく乳の仕方
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1.さく乳前
乳房を蒸しタオルであたため、マッサージをおこなって乳腺を十分に開かせましょう。
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2.さく乳時
吸引圧が強ければ、多くさく乳ができるというわけではないので、無理なく、自身にあった吸引圧でさく乳を行いましょう。
さく乳は八分目程度でやめ(時間は長くても20分以内)、乳房や乳首が痛むときは使用を中止しましょう。
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3.さく乳後
さく乳した母乳は、母乳バッグに入れて冷凍(もしくは冷蔵)し、保存しましょう。
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4.母乳の保存期間の目安
冷凍庫(-18℃以下)…約3ヵ月
冷蔵庫(4℃以下)…約1日
さく乳した母乳の使い方
母乳の解凍は水または40℃前後のぬるま湯で解凍します。
熱湯や直火、電子レンジでの解凍は、母乳に含まれている免疫体や成分が破壊されたり、母乳バッグが破裂する可能性もあるので行わないようにしましょう。
解凍した母乳は、ほ乳びんに移して湯せんで人肌程度まであたためましょう。
ママが事前にさく乳しておけば、ほ乳びんを使って、誰でも授乳することができます。
さく乳グッズ
ミルク
赤ちゃんの月齢やアレルギーの有無、使用シーンにあわせて選びましょう。
缶入りタイプはたくさん入ってお得!
スティックタイプやキューブタイプは計量の手間がはぶけるのでおでかけや夜間におすすめです。
液体ミルクはお湯が不要で常温のまま飲ませることができるので、おでかけや災害備蓄用におすすめです。
ほ乳瓶
【出産準備】哺乳瓶の選び方ポイント【母乳実感】
母乳育児のママも、外出する時や体調によって授乳できないことも。
まずは2~3本用意しておき、ライフスタイルや状況に応じて買い足していくといいでしょう。
素材
ガラス製は煮沸できるので傷やにおいがつきにくく衛生的。
プラスチック製は軽くて割れにくいので携帯に便利。
容量
80~160ml...一回に飲む量が少ない新生児の頃におすすめ。
200~330ml...成長に応じて、飲む量が増えてきたら。
ほ乳びん用乳首
ほ乳瓶用乳首はメーカーや商品ごとにさまざまな種類があります。
赤ちゃんの飲む量や月齢にあわせて選びましょう。
乳首の種類と主な特徴
丸穴タイプ(SS・Sサイズ)
吸う力が弱い新生児は、小さい穴から試してみる。
授乳時間は10~15分を目安に、飲む量を見極めるようにする。
丸穴タイプ(Mサイズ)
Sサイズで飲むのに時間がかかりすぎるようになったら。
Y(スリー)カット
遊び飲みが始まった赤ちゃんに。
咥える角度や強さで、ミルクの流量をコントロールできる。
X(クロス)カット
噛む力に応じて乳首が開く。
果汁やお茶を飲むときにも適している。
乳首選びのポイント
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Point1
初めは乳孔が一番小さいものを買うのがおすすめです。
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Point2
赤ちゃんの体の大きさや吸う力など、ペースに応じて取り替えていきましょう。
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Point3
赤ちゃんはひとつの乳首になじんでしまうと、新しい乳首を嫌がることがあるので、2個以上準備し、交互に使うようにしましょう。
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Point4
メーカーが異なるとミルクが漏れる可能性があるため、ほ乳びんと乳首は同じメーカーで揃えることをおすすめします。
乳首のお手入れの仕方
はじめて使う前には、必ず洗浄・消毒をしましょう。
ミルクの残りかすには雑菌が繁殖しやすいため、飲み終わった後は、すぐに洗いましょう。
雑菌を防ぐため、毎回消毒が必要です。
紙パック用乳首
紙パックのまま飲めるので、ほ乳びんやポットが不要で、お出かけや夜中の授乳がラクに。災害時の備えとしても。
新生児~卒乳までサイズを変更することなく1サイズでOKなスーパークロスカット乳首です。
使い切りではないので、洗って何度でも使えて経済的。
ピジョン「母乳実感」ママのおっぱいから飲むのと同じ口の動きで飲める哺乳びん
NUK「プレミアムチョイス」授乳時のおっぱいの形を再現したほ乳びん
「ドクターベッタ」独特のカーブでママのおっぱいを飲む姿勢を実現
「スリムタイプ 哺乳びん」耐久性・安全性・使いやすさにすぐれた哺乳びん
ほ乳瓶と乳首のお手入れ方法は?
ほ乳びんと乳首は、洗剤とブラシで洗った後、消毒が必要です。
消毒方法は「薬液消毒」「煮沸消毒」の2通りあります。
薬液消毒
簡単なので実家や旅行先で使うときに便利。
1 専用の容器に薬液を入れ、指定の濃度まで薄める。
2 1時間以上薬液に浸す。
3 使用する直前に取り出す。
薬液を振り切ってそのまま使用OKだが、においが気になる時は熱湯ですすぐ。
煮沸消毒
手間はかかるが、コストが安い。時間がある時におすすめ。
1 大きな鍋に水をたっぷり入れ、ガラス製ほ乳びんは水から、プラスチック製ほ乳びんは沸騰してから入れる。
2 消毒時間は3~5分。
3 煮沸後は水分を切り、ほこりがかからない場所やケースで保管する。
煮沸消毒用品はこちらお客様の声
ほ乳びん
ピジョン 母乳実感 耐熱ガラス 240ml Bear
1つ目の哺乳瓶として購入しました。デザインの種類が豊富で、一目惚れ。まだ使用していませんが、定番の形で使いやすそうです。これから迎える大変な育児の中、テンションが上がるかわいいものを!と思い選びました。
ピジョン 母乳実感 耐熱プラスチック
240ml
娘も月齢が進み、今までのミニサイズでは足りなくなりそうになってきたのでサイズアップ、新調しました。瓶にイラスト有りももちろん可愛いですが安さ重視でシンプルなこちらを購入しました。
ほ乳びん消毒用品
チュチュベビー つけるだけ 1100ml×2個
電子レンジなどで温めるタイプはちょっと面倒だなと思っていたので、これは本当に楽です。完全ミルクなので哺乳瓶はしょっちゅう洗って消毒しなければいけないし、つけておいて使う時にササってキッチンペーパーで外側だけ拭いて、中は水を切るだけです。大容量でお安いし、宅配も助かります。兄弟ずっとリピートしてます。
上記の体験談は、アカチャンホンポ Online Shop に寄せられたレビューを抜粋して掲載したもので、あくまで個人の感想です。
関連商品
おうちでもお外でも役立つ授乳グッズがいっぱい。
母乳グッズ
母乳パッド・消耗品
自然と母乳が溢れてしまい、下着や洋服まで染み出てしまうときに使います。下着との摩擦や、乾燥から乳首周辺を保護し、清潔に保つ役割もあります。
ケアクリーム
乳頭や乳房の他に、ボディケアにも使え、敏感なお肌を保護します。
乳頭保護器
乳首にキズや亀裂、痛みのあるときや、扁平(乳首が平ら)・陥没(乳首がへこんでいる)乳頭や、乳首が小さくて赤ちゃんが吸いつきにくいときに使用します。乳首を守りながら、母乳を与えることができます。
ソフトタイプ
Point
やわらかいシリコーンゴム製なので、違和感無くフィット。
サイズが2種類あり、乳首の大きさにあわせて選べます。
ハードタイプ
Point
乳首にひどい傷や痛みのあるときはハードタイプがおすすめ。
フリーサイズのため、ソフトタイプの乳頭保護器が使えない場合でも使用可能です。
ほ乳びん洗浄グッズ
ほ乳びん・乳首ブラシ
ほ乳びん素材に合わせて、ボトルを傷つけない硬さのブラシを選びましょう。乳首ブラシがあれば、細かいミルクカス洗いがラクです。
ほ乳びん洗剤
赤ちゃんのほ乳びんやおしゃぶり、食器などを洗う洗剤。環境や赤ちゃんにとって気になる成分を配合していないものが多いです。
おでかけ便利グッズ
ミルクケース
あらかじめ粉ミルクを計量して収納できるので、お出かけ時や夜間の調乳に便利。卒乳後は、離乳食入れやおやつ入れとして使えます。
ほ乳びんポーチ
乳保温・保冷機能付きのポーチ。大き目のものは粉ミルクケースも一緒に入れることができます。
使い捨てほ乳びん
旅行・帰省・夜間や災害時のもしもの備えに。消毒不要で、開封後すぐに使えます。軽量・コンパクトで携帯に便利です。
授乳便利グッズ
授乳ケープ
授乳中の赤ちゃんとママの胸元をすっぽり覆ってくれるケープやスカーフ。授乳の場所やタイミングを選ばず授乳ができます。
授乳クッション
授乳姿勢をサポートするクッション。妊娠中は抱き枕として、出産後は授乳クッションや赤ちゃんのおすわり補助として、3つの使い方が可能なものもあります。