和光堂 離乳食の進め方
離乳は、赤ちゃんの食べる機能が、母乳やミルクを吸うことから、食べ物をかみつぶして飲み込むことへと移行する大切な過程。
この過程で赤ちゃんが食べるのが「離乳食」です。
離乳の進み具合には個人差があるので、お子さまの様子をみながら、あせらずゆっくり進めましょう。
進め方のポイント
- 離乳食は午前中の授乳前に、1日1回、1品1さじ、なめらかにすりつぶした状態のものから始めます。
- 母乳やミルクは飲みたいだけあげましょう。
- 離乳食を始めて1か月くらい過ぎたら1日2回食に。
- 形態はなめらかにすりつぶした状態のまま、徐々に食品の種類、量を増やします。
この時期のお悩み
Q. | 赤ちゃんの食事、どれくらい冷ませばいいの? |
A. | ミルクの温度か人肌くらいがよいでしょう。 |
Q. | 初めての食品のあげ方は? |
A. | 1日1回、1品1さじから始めましょう。3~4日ほど続けてみて、異常が見られなければ次の食品を同様にあげましょう。 |
5~6ヵ月頃のおすすめ商品
進め方のポイント
- 2回目の食事も1回目の食事と同じくらいの量にします。
- 食品は火を通し、豆腐程度の舌でつぶせる固さにします。
- いろいろな味や舌ざわりを楽しめるように食品の種類を増やしましょう。
- たんぱく質の豊富な食品と野菜を組み合わせて栄養バランスをとる習慣をつけましょう。
この時期のお悩み
Q. | モグモグせずに丸飲みしてしまう原因は? |
A. | 離乳食の固さや大きさが適切ではないのかもしれません。 一緒にモグモグの動作を見せてあげるのも良い刺激になるでしょう。 |
Q. | 1回の食事に時間がかかりすぎる |
A. | 1回の食事時間は、30分くらいを目安としましょう。 離乳食をあげる時間帯は適切か、固さ・大きさはちょうど良いか、落ち着いて食事できる環境か、など原因を考えてみましょう。 |
7~8ヵ月頃のおすすめ商品
●グーグーキッチン
赤ちゃんの「口から出しちゃう」「丸のみ」の悩みを徹底追求してつくりました。
「月齢」にあわせた具材の固さと大きさ、食べやすい食感にこだわったベビーフードです。
進め方のポイント
- 食品は火を通し、バナナ程度の歯ぐきでつぶせる固さにします。
- この時期は鉄が不足しやすいので、赤身の魚や肉、レバーを利用しましょう。
鉄が強化できるフォローアップミルクを飲ませたり、離乳食の素材として利用するのもおすすめです。 - 手づかみで食べようとするので、手で持って食べやすいように切るなど工夫しましょう。
この時期のお悩み
Q. | にんじんやひじきがそのまま便にでてくる |
A. | 野菜類や海藻類は、繊維が多く消化されにくい食べ物ですので、そのまま出てきてしまうことがありますが、それでも栄養は吸収されています。 ビタミンや鉄、ミネラルの多い食品なので、あげるようにしましょう。 |
Q. | 本の通りの固さのものが食べられない |
A. | 2回食まで順調であれば、急に固い物をあげたことが原因ではないかと思われます。 親指と人差し指ではさんで、つぶれる程度の固さにしてみてください。 ベビーフードを参考にするのもおすすめです。 |
9~11ヵ月頃のおすすめ商品
進め方のポイント
- 食品は火を通し、肉だんご程度の歯ぐきでかめる固さ、大きさにします。
- 大人の食事を利用して献立に変化をつけたり、食卓に楽しい雰囲気をつくりましょう。
- おやつは食事でとりきれない栄養素を補うのに大切です。
1日1~2回、時間と量を決めておやつをあげてもよいでしょう。
果物、いも類、乳製品、乳幼児用ビスケット・せんべいなどと、フォローアップミルクなどの飲み物を一緒にあげます。
この時期のお悩み
Q. | 大人の調味料を使っても良い? |
A. | 大人向けの調味料は、味が濃くなりがちなので、体の未熟な赤ちゃんには、なるべくベビー用を使用されることをおすすめします。 |
Q. | 食事に集中しないときは? |
A. | 手を洗う(拭く)、エプロンをするなどして「これから食事なんだ」という気持ちにしてあげる、遊び食べを始めたら片付ける、お腹がすくように外遊びを増やすなどを心掛けてみてはいかがでしょう。 |