■長寿祝いにおすすめのギフト
人生の節目をお祝いする長寿祝い。節目の年齢や名称、由来、お祝いの色などについて、おすすめのギフトとともにご紹介します。
いつお祝いするの? 数え年と満年齢
長寿祝いは、「賀寿(がじゅ)」「算賀(さんが)」「年祝(としいわい)」「賀の祝い」とも呼ばれます。
長寿祝いの風習は、奈良時代に中国から伝わったとされ、室町時代以降には日本独自の風習も加わり、広く一般的になっていったようです。
古くからの習わしでは「 数え年 」でお祝いしていましたが、近年では「 満年齢 」でのお祝いも増えているようです。
年齢の数え方や日取りに決まりはありませんので、お祝いされる方とお祝いするみなさんが集まりやすい日程や、地域の風習などを考慮しながら、最適なタイミングを選んでみてはいかがでしょうか。
※「 還暦 」については、その由来から、数え年で61歳、満年齢で60歳の時にお祝いをするのが一般的とされています。詳しくは「 還暦 」の項をご覧ください。
数え年
生まれた年を1歳として、毎年元旦(1月1日)に年を重ねる。
満年齢
生まれた年を0歳として、毎年誕生日に年を重ねる。
61歳(満60歳)|還暦(かんれき)
還暦には、「干支が一巡して元に戻る」という意味があります。
ここでいう干支とは「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」を組み合わせたもので、全部で「60通り」あり、これが本来の干支となります。
よって、干支が一巡して生まれ年の干支に戻る61年目(満60歳)を、還暦と呼んでお祝いします。
還暦祝いの色|赤
「赤ちゃんに還る」「魔除けや厄除けの力がある」として、赤い色でお祝いするようになったようです。
還暦祝いにおすすめのギフト
70歳|古希(こき)
古希という名称は、中国の詩人、杜甫(とほ)が詠んだ漢詩の一節「人生七十古来稀なり」が由来とされています。
「人生70歳まで生きることは稀な事である」という意味になり、無事に70歳を迎えたことをお祝いします。
古希祝いの色|紫
紫は、高貴な人が身に着ける色として尊ばれて来ました。そのことから、長寿に対する敬意を込めて、紫の色でお祝いするようになったようです。
古希祝いにおすすめのギフト
77歳|喜寿(きじゅ)
「喜」を草書体で書くと、七の下に十七を重ねたような文字となり「七十七」と読めることから、77歳を喜寿と呼びお祝いする風習が生まれたようです。
喜寿祝いの色|紫
古希と同じく紫と言われています。紫は、高貴な人が身に着ける色として尊ばれて来ました。そのことから、長寿に対する敬意を込めて、紫の色でお祝いするようになったようです。
喜寿祝いにおすすめのギフト
80歳|傘寿(さんじゅ)
「傘」を略字で書くと、八と十を重ねたような文字となり「八十」と読めることから、80歳を傘寿と呼びお祝いする風習が生まれたようです。
※八十寿(やそじゅ)という呼び方もあります。
傘寿祝いの色|黄、金茶、紫
黄色は、紫と同じように、高貴な人が身に着ける色として尊ばれて来ました。そのことから、長寿に対する敬意を込めて、黄色や金茶色でお祝いするようになったようです。
傘寿については、黄、金茶、紫、どの色でお祝いしてもよいようです。
傘寿祝いにおすすめのギフト
88歳|米寿(べいじゅ)
「八十八」を縦書きにすると「米」の字に似ていることから、88歳を米寿と呼びお祝いする風習が生まれたようです。
米寿祝いの色|黄、金茶
傘寿と同じく黄や金茶と言われています。黄色は、紫と同じように、高貴な人が身に着ける色として尊ばれて来ました。そのことから、長寿に対する敬意を込めて、黄色や金茶色でお祝いするようになったようです。
また、米寿については、黄や金茶が光り輝く稲穂を連想させるから、という理由もあるようです。
米寿祝いにおすすめのギフト
90歳|卒寿(そつじゅ)
「卒」という字を略字で書くと「卆」となり、「九十」と読めることから、90歳を卒寿と呼びお祝いする風習が生まれたようです。
卒寿祝いの色|紫、白
卒寿のお祝いの色は、紫か白と言われています。
紫は、高貴な人が身に着ける色として尊ばれて来ました。そのことから、長寿に対する敬意を込めて、紫の色でお祝いするようになったようです。
白は、古来より神聖な色として特別な存在です。そのことから、長寿に対する敬意を込めて白い色でお祝いするようになったようです。
卒寿祝いにおすすめのギフト
99歳|白寿(はくじゅ)
「百」という字から「一」をひくと「百」となることから、99歳を白寿と呼びお祝いする風習が生まれたようです。
白寿祝いの色|白
その名の通り、白がお祝いの色と言われています。
白は、古来より神聖な色として特別な存在とされています。そのことから、長寿に対する敬意を込めて白い色でお祝いするようになったようです。
白寿祝いにおすすめのギフト
100歳|百寿(ひゃくじゅ)
百歳のお祝い。
「 ももじゅ 」と呼んだり、100年=1世紀ということから「 紀寿(きじゅ)」と呼んだりもします。
百寿祝いの色|白、桃
白は、古来より神聖な色として特別な存在とされています。そのことから、長寿に対する敬意を込めて白い色でお祝いするようになったようです。
また、百寿は「 ももじゅ 」とも呼ぶことから、桃色でのお祝いも増えているようです。