成長に合わせて飲む練習をはじめよう！

大人に比べて体内の水分量が多い赤ちゃん。体重の約70～80％が水分です。しかも、赤ちゃんは新陳代謝が活発で汗っかき。
また、腎臓機能が未熟で大人のように尿を濃縮させることができないため、尿としてたくさんの水分が排出されてしまいます。
それだけに、赤ちゃんの水分補給はとても大切です。

ゴックン期（5・6ヵ月）

母乳やミルクを飲むことしか知らなかった赤ちゃんが、「食べる」ことを覚え、食事から栄養をとれるようになり、離乳食がスタート。
母乳を「飲む」のと固形物を「食べる」のとでは口の動きが違い、練習が必要です。
離乳食・離乳食器を使って、5・6ヵ月頃からおよそ１年くらいの期間をかけて、赤ちゃんの様子を見ながらすすめていきます。

5・6ヵ月頃になって、こんな様子が見られたら、離乳食スタートOKのサインです。

• 首がしっかりすわっている
• 支えてあげれば、おすわりできる
• 周りの人が食事しているとじっと見る、欲しそうな様子があるなど、食べ物への興味が見られる
• スプーンなどを口に入れたとき、舌で押し出す感じが少なくなる

モグモグ期（7・8ヵ月）

食べる事に慣れてきて、舌でつぶす事を覚える時期。
2回食のリズムを安定させます。食材の幅を広げて、色々な味や舌触りを楽しめるように。

口の奥までスプーンを入れてしまうと、つぶさずに飲み込んでしまいます。食べ物はスプーンの先にのせて、唇でこすり取れるようにしてあげましょう。

赤ちゃんが飲み物を吸い上げられるようになる8ヵ月頃を目安に、コップやストロー飲みの練習も始めましょう。

カミカミ期（9～11ヵ月）

離乳食も朝昼晩の1日3回になり、食材の形や固さもステップアップ。歯ぐきを使う事を覚える時期。食べられるものも増えてきます。

手づかみ食べや遊び食べも始まり、スプーンを持ちたがったり、食べ物に手を出す様子も見られるようになります。
手づかみしやすいメニューを用意してあげてください。

パクパク期（12ヵ月～）

3回の食事に補食としておやつをプラス。固さもさらにステップアップして、離乳食卒業へ。
この時期は、栄養の大部分を食事から摂れるようになります。手作りおやつにもチャレンジしましょう。

2才頃になり、スプーン・フォークで鉛筆握りをマスターしたらいよいよおはしデビューです。